初めに1番重要な説明があります
本来、ヨガの呼吸には、そもそも初心者用とか上級者(熟練者)の区分けは存在していません
今回は難しい技法を用いたプラーナヤマの話しではありません
私が指導するシリウス・クリヤヨガ®の呼吸法の技法も一切登場しませんが、プラーナヤマの基盤となる重要な事を書いていますので最後まで読んでくださいね!
昨今のヨガブームにおいて様々なヨガ講師やインストラクター達がいます
彼らの多くは習って来た通りに何の疑問も湧くことなく、自分達が習った指導者の言及のままその後も現場で大勢の生徒や顧客にそのままの形で指導しているだけなのです
実際に人間は特に呼吸に関心を持たなくても社会生活を送る事は可能です
しかし、この世に存在している様々な事物や文物(古典の書物や文献、口伝)の多くが「呼吸」について言及している重要な事実があります
それはひとえに、たとえ時代が変化したとしても人間が自分自身で人間らしく、且つ自分自身で自己を修練して行くためには呼吸は切っても切れない関係という事にほかなりません
人間が自発的に生きるうえで最も重要な機能である呼吸に注意を払う事は自分自身の人生に自らで許可証を与えるいわば太鼓判に該当します
呼吸を自発的に鍛えて行くことで得られるメリットは計り知れません
具体的な呼吸の話しになりますが、
人間の呼吸は通常、成人の場合平均して1分間に15~20回程度行われています (世界呼吸器学会発表)
これは1日あたり約2万回もの呼吸に相当します
冒頭で触れたように初心者も上級者も同様に、プラーナヤマと呼ばれる呼吸のテクニックを体得することはこれからの人生を自分の意図ある意識で生きるすべての人にとって非常に大きなアドバンテージになります
既知のヨガでは、ヨガマットの準備や体調の状態や仕事との兼ね合いで思うようにヨガの練習が行えない事が多いです
しかし、ヨガの普遍的な1番の方法であるプラーナヤマは、たとえどんなに生活が忙しくなった時でも、どこでも取り入れることが出来る最善の物であり、最小の努力で最大のメリットが得られる唯一の物なのです
そのために必要なのは、わずか数分間ていどの時間に、快適で静かに座れる空間をまず用意しましょう
自分の気持ちや態度に正直に、且つ素直に静かに安定した姿勢を作ることも十分立派なヨガの行法になりますよ
座るのに慣れてる場合は快適に感じる姿勢であれば特にヨガの坐法にこだわる事も必要ありません
それでも何らかのヨガの坐法でプラーナヤマを行いたい場合は、「安楽坐」の坐法をお勧めします
足(脚)や股関節に過度の負担を掛けない事もヨガのプラーナヤマを実践して行くうえでとても大切なことになります
そしてすべての気を散らすものから解放されたゆったりとした面持ちでプラーナヤマを行っていきましょう
偉大な語り手: 自然の呼吸
呼吸の単調な「呼気吸気」は人間が自然な呼吸に戻るための訓練です
プラーナヤマは、この世に生きるすべての人にとって必要なツールです
プラーナヤマで呼吸を見つめることは、あなたの無意識の感情的、精神的、身体的パターンを明らかにすることができます
呼吸の運動は身体の中で唯一の自発的および非自発的な身体機能です
人間は、これらのパターンを認識することを選択した場合にのみ、これらは癒され、変換することができるのです
あなたが常に自発的に自分の人生を生きるためには、この呼吸においてもあなたは自分の物語を語り続けていくことが必要なのです
プラーナヤマを継続して訓練する際に注意すべき事
①呼吸の深さ
②リズム
③音
プラーナヤマを実践し、身体への影響を感じた場合上記の3つを特に入念に練習を繰り返してください。それによってプラーナヤマの力を理解することができます。今すぐに試してみてください
- 吐く息は、思考が消えていきます
- 吸う息は、物事が浮かんで来ます
- プラーナヤマの練習中に、日頃の負の感情を手放す様にしてください
- 心を開いて、あなたの人生に戻ってください
※プラーナヤマの語彙:サンスクリット語で「量子」的に呼吸の流れを調整する行為の事。プラナ + アヤマの2つの言葉から出来ています